HOME'Sで住まいを探してみた件とマイクロモーメントについて。
現在住んでいる家は綺麗で広い。
周りの環境も良いし、市政も子育てがしやすい。
が、少し家賃を払いすぎている気がする。
子供ができれば養育費がかかる。
家賃にお金を使うなら、子供へ投資してあげたいよなぁと、
将来のことを考えて家賃を抑えようと引っ越すことを考えた。
ということで、HOME'Sで新しい賃貸住居を探すことにした話です。
ちなみに、昔からHOME'Sを使っていたので今回も使っているだけでして、
SUUMOは使ったことがないためサービスの違いがわかっていません。
CMでSUUMOががんがん流れているのにHOME'Sを使うのですから、
利用経験のあるサービスのアドバンテージは大きいですね。
競合サービスを調べていないのはマーケターとして恥ずかしいことですが…(苦笑
HOME'Sのサイトですが、
住居条件にチェック入れて検索すると一覧表示だけでなく、地図上でも確認できます。
記憶が定かなら2~3年前より便利になりましたね。
駅からの距離や周辺に何があるのかを一目で確認できるのは素晴らしいです。
(Google Mapで不動産検索が一時できたけど、すぐなくなって残念だったのを思い出しました…)
検索条件の保存や見た物件の履歴も残るし、
お気に入り登録もできるので見返すのに便利だなと。
ちなみにスマフォアプリも入れてみましたが、
見やすいし、動作もインタラクティブで使いやすいなと。
ただ情報量が多いため縦スクロールがどうしても長くなります。
スマフォ世代ではない私はやっぱりPCで見たいなと思いました。
■隙間時間をマイクロモーメントとしてアプローチされた
さておき実は今回、
HOME'Sのサービスで一番関心したのは検索サービス自体ではありませんでした。
Facebookのタイムラインに流れてくるHOME'Sの広告に関心した次第です。
例えばAmazonでもサイトで商品を見ると、
後でFacebookにもその商品が広告として流れてきます。
しかし、見た商品が広告して流れるため、
「いらんやつやし」、「もう買ったし」てなことで邪魔くさい。
しかし、HOME'Sの広告枠では「こういう物件もあるけどどう?」
っと見たことがない物件を提示されます。
HOME'SでID作って検索条件を入れてるから、レコメンドしてくれてるのかな?
と最初は思いましたが、おかしなことに検索条件とは完全に違う物件も提示されてきます。
1億を超える物件が流れてきたときは、思わず笑ってしまいました。
が、しっかりサイトへはその物件を見に行きました。
「・・・これは完全に暇つぶし時間を持っていかれたな。」
とその1億の物件を見たときに思ってしまいました。
賃貸と戸建てで検索してましたが、
ほとんど賃貸を見ていたので戸建て物件が広告が流れてきたのはちょっと?
だから、狙ってやっているのかはわかりませんが、
戦略として賢い広告枠の使い方だなと感じました。
今までFacebookがタイムラインに流してくる広告枠は、
プッシュ型のイメージが強く、あまり役立たないイメージをしていましたが、
プッシュ型とプル型として働き、かつ強く威力を発揮する場合もあるのだと実感しました。
”欲しいものを欲しいタイミングで”、”探したいものを思った瞬間に”とは違いますが、
これも一種のマイクロモーメントなのかもしれないなと。
提示したものにユーザがアクションを起こしているので、
かっこよく言うとマイクロインタラクションとか、
マイクロコミュニケーションと言えるかもしれません。
■Facebookのタイムラインの強さ
”ある対象を継続して探し中な人に、
隙間時間で興味をひくコンテンツを持続的に、反応がなければコンテンツを変えながら提示する”
ということをFacebookは日常生活の隙間時間で提供できてしまう。
しかも毎日なので単純接触回数も増やせる。
今回の教訓は、Facebookのタイムライン広告枠で
ユーザのアクションへ繋げられるケースがあるのだと気づいたことです。
そして、ユーザ側としても便利だなと感じたことです。
(web制作やwebマーケティングをされてる方にとっては、
数字データとして日々の業務で実感されることなのでしょうが、
私が一個人のユーザとして強く実感したのは初めてだったので。)
ポイントは性別年代の情報、入力した条件情報、スマフォ利用の隙間時間、Facebookのタイムライン、そして写真つき広告。メールだったら確実に読んでなかったと思います。
ただ、最近はFacebookに流れる広告が多くて、うんざりもしてきていますけどね(苦笑
■マイクロモーメントはデザインできるのか?
プラットフォーム企業に依存するしかないのか?
これまで私はマイクロモーメントと聞くと、
たんにGoogleが広告枠を売るためのバズワードとして使いだした印象を受けていました。
しかし、もう少し熟考が必要だったようです。
ただ、具体的にどんなサービスに向くのかと考えたときに
「持続して探し続けているもの?」と今回のように考えてしまいます。
そうなると多くの商品やサービスは向かないような気もしてしまいます。
Googleが言っているマイクロモーメントは
「知りたい」、「行きたい」、「したい」、「買いたい」の瞬間ですので、
検索プラットフォーム側としてはユーザが検索したタイミングで働きかけができ、
マイクロモーメントを有効に活用していることになります。
しかし、商品やサービスを提供する個別の企業からすると
コントロールもできない不安を感じるのではないかなと。
しかしそう感じるのも結局、費用対効果の話になるからかもしれません。
だとしたら、昔のテレビやweb広告と比べたらぜんぜんマシ、
リターゲティングしてるし、と割り切れるのかもしれませんね。
プラットフォームとなるGoogleやFacebookが任せておけばいいのか?
たぶんそうなんだろうなと。
考えてようやく府に落ちてきたのは、
”継続してアプローチをかけ続ける(そしてそこにお客さんの反応を期待する)”
という考えをやめることだと思いました。
ユーザ側から考えても、べったりと張り付かれて営業されるのは嫌なものです。
ユーザが欲しいと思った瞬間に提示ができること、
その準備ができていることこそ大事なのだろうなと。
このマイクロモーメントについてはもう少し整理して考える必要がありそうです。
自分の中でうまくまだ噛み砕けない。
どのタイミングで、何のためにするのか、潜在顧客なのか、新規顧客なのか継続顧客なのか
・・・また少ししたら、このテーマでブログを書いてみようと思います。
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