西表島からステークホルダーマップを描く その4
今回、マップを実際に描いて思ったことをあれやこれやと最後に書いておきます。
気づき1
まず、ノードにステークフォルダーだけ描いてマップを作るとシンプルな関係図になる。「で、いったい何なの?こんなのわかりきったことでしょ?」
というところからどうしたらいいのか先が見えない・・・。
最初はそうやってもやもやしていた。
けれど、「関係性をどう変えるのか?」という視点でマップを眺めていると、
課題の種は見つけられるなと思いました。
ただし、なんとなく見て課題を見つけていくのは非効率に思うので、先に問題点をうわっと書き並べて、グループ化して整理しておき、それらの問題点について考える。また、出てこなかった視点がないかを探りながらマップを見ると、より短時間で課題を発見していけるし、網羅性もでるのかなと思いました。なんにせよ、関わるステークホルダーが増えたり、事業体の内容が複雑になればなるほど、作業は膨大になって大変になるなと。
気づき2
ステークホルダーをどのレベル(抽象度)にするのか範囲を決める
例)ハンバーガー会社 > 店 > レジスタッフ、調理スタッフ、オーナー
ハンバーガー会社のレベルで今回は検討をしていたので、もっと大きな視点で枠組みや課題のアイデアを検討するのでは?と少し疑念が浮かびました。
考えた事例では組織体が小さすぎて、会社レベルでもスタッフレベルでもほぼ同じ想定になりそうなのでなんとも言えないですが、レベル感が下がってアイデアを考えていた気がするので注意が必要かもしれませんね。もっと大きな組織体でレベル感を変えて取り組んでも、同じようなアイデアの感じになるのか?視点がうまく切り替わるのかを試してみる必要があると思いました。
気づき3
ユーザ調査から得たインサイトや、ユーザ調査から作ったシステムシンキングのシステム図か因果関係図、トレードオフの一覧表を同時に用意しておくと、分析から出てきた課題やその解決をするためのアイデアについて、評価検討に奥深さが出せてやりやすいかもしれないです。
気づき4
ステークホルダーマップは正しい正解はない。作る人が違えば、微妙に異なる箇所は発生する。そこは許容すべきだし、一番しっくりするものを使えばいいなと。
使い分けや捉え方についてより深く考えるために、よくテレビドラマで出てくる相関図、アイデア出しに使うマインドマップ、提供サービスを網羅的に見るERAF Systems Diagram(ERAFシステム図)、物事の原因と結果を考える因果関係図、システムシンキングのシステム図などもうまく使いこなしたいので、別の機会にまた手を動かしてみようと思います。手を動かす。振り返る。また手を動かす。振り返る。そういう作業をへこたれずにやることが、実力をつけていくためには大切。日々、これ勉強なり。
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