THETA Sで楽しい旅の思い出を。

リコーさんが出している全天球カメラTHETA Sの魅力を伝えたい。というエバンジェリスト気取りで、今回は趣味的なとりとめない話です。

まず、全天球?と耳慣れない言葉ですが、平たく言えば全方位、360度上も下も写真が撮れるということです。説明よりも見たほうが早いので下の画像をみてください。マウスでぐりぐりと動かすことができます。

おそらく、一般ユーザー向け、かつ、これほどコンパクトなプロダクトは他社からはまだ出ていないのではないでしょうか(2016年5月現在)。THETAが出たのは2013年。2014年には2世代目(動画撮影機能が追加)、2015年には3世代目(高解像度が大幅にアップ)が発売されました。画像がくっきりと映って360度全方位で記録に残せるのはとても魅力的です!。実は2代目は迷いましたが、初代から3代目に鞍替えしました(笑

ちなみに、僕は技術系ではないのですが、開発者の取材記事を読むとなんか熱さがこみ上げてくるなと。ニコニコ超会議2015の話も同様、熱意が伝わるなと。

日経デザインの記事にもデザインシンキングの事例としてあがっていましたが、もう少し詳しく知りたいところです。企業風土というものもあるとは思いますが、こういったユニークな製品の企画を通した手腕や、現時点でのプロダクト開発環境と一般向けウェブサイトの運営方針などについてどうなっているのか、気になるところです。というか応援してます。わくわくする次世代モデルに期待しています!


THETAを使っている人って誰なのか?

THETAが欲しいと思うユーザはコンシューマー〜ビジネスと両方に存在する(1と2はコンシューマー、3と4はコンシューマーとビジネスの中間、5〜7はビジネス)。

  1. 結婚式やイベントなどの集合写真や現場感を残して伝えたい人
  2. 旅行やアウトドアで風景を記録として残したい人
  3. ガジェット好きでツール改造をしたい人(ソフトウェアエンジニアなど)
  4. 映像制作でいろいろ試したい人(クリエーター系エンジニアなど)
  5. 調査業務(建築の現場調査、さまざまな製品/サービスのユーザ調査など)
  6. 情報提供サービス業務(賃貸住宅、ホテル、トラベル、遊園地や美術館など)
  7. マーケティング活動(webコンテンツやVRコンテンツの作成)


紹介した友達で反応がよかったのが1、2のクラスターの人。見たものを丸っと残せるのは魅力的です。あとで人に見せるときにもインパクトがあります。

あと、カメラに確認画面が無いから、シータで撮影をしていも景色はしっかりと目で見れるので、その場の感動を味わうこともできます。普通に一眼レフのカメラ(私はPENTAX Qなので一眼もどきですが)などで撮影をしていると、ついついファインダー越しに見ていてどこか感覚として狭い・・・写真撮影としては楽しんでいるのですが、その場の美しい光景を十分に体感できていない気持ちが残っていました。もちろん撮影も楽しいのですが、旅を楽しむ目的が自分の中でシフトしてきたので、撮影に時間をかけない意味で、THETAは最適に思えます。旅行とカメラが好きな友人たちにこの話をすると、少なからずこういった気持ちはあるようです。


3のガジェット好きなソフトウェアエンジニア。実は、THETAはAPIやSDKが公開されていて、自分でアプリを作ったり、別のデバイスとの連携できるように改造できます。さすがに友人で改造までしている人はいないのですが、THETA人気の下支えされているのもこういうエンジニア心をくすぐるところにあるのかなと。そう言えば、大学時代の恩師でCG系の研究室の先生がTHETAとVRの実験している画像をFBにあげていたな。

今は公式アプリも機能アップしたので使っていますが、以前は公式外アプリを使用してました。今も面白いアプリがないかとたまにチェックはしています。あと、改造などは熱心なエンジニアさんがブログでやり方を詳しく解説されていたりもするので、見よう見まねで試せそうです(学生時代にプログラミングをかじってたおかげだなと)。


4の映像制作は、詳しくはわからないのですが、VJ(ビジュアル・ジョッキー)をしている友人がライブで壁に移す映像の素材にしたり、ライブ自体を生配信しようと使っているようです。3DCGのクリエーターの人もCGとの合成やVR利用などを試すなどで遊んでいるみたいです。


5の調査業務では、建設関係の仕事をしている父親にTHETAのことを教えてあげると、次に会ったときに現場の記録用に会社で何台か購入したと言ってました。普通のデジカメでわからない、周辺環境の雰囲気や情報がまるっとわかるのは、とても大事なことのようです。

あとは建物模型の内側に人は入れないけど、THETAだったら入れるから、CGが無い場合に空間イメージをつかむのに役立つそうです。なるほどなと。

それから、ユーザ調査でも非常に役立つツールだと感じています。何しろ1枚写真を撮ればその場の空間がまるっと切り取れるので、どのような環境下でどんな雰囲気なのか、共感のわく記録をとることができます。VRアプリなどで動画再生で見返すとより臨場感をもって体験してもらえるなと。

ちなみに下の写真は初代THETAで撮影したローマのサン・ピエトロ大聖堂です。初代の画質は悪いですが、建物の中がこんな感じで見えると便利ということは伝わるかなと。

6の情報提供サービス業務では、賃貸情報サービスなどのWebサイトに行けば、室内を全天球で見られるページもちらほらありますし、大家さんは嫌がるかもしれませんが、ユーザのニーズとしてはあるなと感じます。

それから、宿泊先のホテルや、旅行先の景色なども見れるのは便利ですし、刺激もされます。「行く場所の写真を見るのはネタバレ的で嫌なのでは?」とよく思われていますが、ちょっと考えると、テレビの旅番組や友達の旅行写真を見て「そこに行きたい!」と一般的には思うのではないでしょうか?「(見たから)行きたい!」と思える刺激はとても強力な気がしています。


7のマーケティング活動では、いち早く取り入れた事例としてはBMWのminiブランド。(THETA Sの発売時期の少し前に、mini購入でTHETAが当たるキャンペーンをしていたのでTHETAでの撮影?と思いましたが、高画質すぎるので特別仕様なのか、もしかするとTHETAではない業務用の高精度全天球カメラを使っているのかもしれません。)下記に2つの全天球の動画を載せておきます。youtubeの画質が自動で下がっているのでHD以上にして見るととても綺麗なので驚きます!。

THETAにしても高画質でライブ配信も可能なインフラが整えば(もしくは画像を高圧縮しても、素早く元に変換して流せる映像処理)、キャンペーン・イベントなどでもさらに使われるのかなと。なんにせよ、全天球映像はVRと合わせてこれから期待したいところです。

今回の話はこのブログの趣旨からは外れて、本当にとりとめなく書きました。ただ、企業研究(というよりかは製品かな?)の対象としてRICOHさんのTHETAは面白いのではないかなと。ブログの記事でテーマが決まったらまた取り上げたいと思います。

とはいえ、THETAは本当にオススメです。ちょっと高いですが、十分に旅の思い出を堪能できますし、ブログとの連携もすすんでいるのでアップもしやすいです。携帯電話でVRアプリを入れたら、ハコスコやその他のVRデバイスでも視聴できます。僕は実家に帰省したときに両親にVRで見せているのですが、話も盛り上がって楽しいです。ちなみに、iPhoneで再生してappleTVでミラーリングすれば、スマフォで視聴してもらいながら、あっちを向いて!などと指示もできて、より楽しめます。是非、購入してみてください!!

0コメント

  • 1000 / 1000